カラーバターは手軽に鮮やかなカラーを楽しめる人気のアイテムですが、「色落ち」に悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事ではカラーバターの色落ちの期間や原因、色別の特徴を中心に、色落ちを遅らせるコツもわかりやすく解説します。
ぜひ参考にして、より長くお気に入りのヘアカラーを楽しんでください。
カラーバターの色落ちはなぜ起こる?
カラーバターはヘアカラー剤と比較して髪へのダメージが少ない一方、染料の定着力はやや弱めです。
シャンプーや摩擦、紫外線などで色素が少しずつ流れ出し、結果的に色落ちが起こります。
また、髪の状態(ダメージの度合いや元の色など)によっても色落ちの速さは変わってきます。
そのため、カラーバターの色を長持ちさせるためには、日常的なケアがとても重要です。
カラーバターの色落ち期間はどのくらい?
カラーバターの色落ち期間は一般的に1〜2週間ほどと言われていますが、これは髪質や使用するカラーによって差があります。
また、もともとの髪色が明るいほど色が入りやすい反面、色落ちも早まる傾向があります。
色落ちを早める原因と対策
「カラーバターの色落ちが早い」といった悩みには、以下のような原因が考えられます。
- 髪のキューティクルが開いており、染料が流出しやすい
- 熱めのお湯や洗浄力の強いシャンプーを使っている
- タオルドライ時の強い摩擦やドライヤーの熱
- 海やプールなどの塩素・紫外線ダメージ
対策としては、低刺激のカラーシャンプーやトリートメントを使用することや、ドライヤーの熱ダメージを最小限に抑える工夫が大切です。
さらに、タオルドライ時にこすりすぎないように注意し、しっかりと保湿ケアを行いましょう。
こうしたこまめなケアが、色落ちを遅らせるカギとなります。
色落ちを防ぐための具体的なポイント
- ぬるま湯でシャンプーする(38度前後)
- 洗浄力の弱いアミノ酸系シャンプーを使う
- カラーシャンプーやトリートメントで染料を補う
- 摩擦を避けるため、タオルドライはやさしく押さえるように
- 紫外線対策として外出時は帽子や日傘を活用
これらを実践することで色落ちしない状態に近づけられます。
全く色落ちしないとまではいきませんが、適切なケアが色持ちを大きく左右すると心得ましょう。
タオルへの色移りの対策はどうする?
濃い色味の場合、洗髪後のタオルに色が移ってしまうことがあります。
タオルへの色移りを防ぐには、ダークカラーのタオルを使用したり、最初の数日は少し古いタオルを使うなどの工夫が必要です。
また、しっかり洗い流すことでタオルへの移りを最小限に抑えられます。
タオルドライの際は髪をゴシゴシこすらないことも意識しましょう。
【検証】カラーバターはどのくらいで色落ちする?
今回は、カラーバターの色落ち検証をやっていきます。
使用するのはカラーバターで有名なマニックパニック。
カラーによって違いが出るのかを調べたいので、下記4種類のカラーを使用していきます。
- ヴァンパイアキッス(赤)
- バットボーイブルー(青)
- パルムパッション(紫)
- エレクトリックリザード(緑)
検証の流れ
1. 18レベルの毛束を事前にマニックパニックで染めておく
今回は10分放置して染めています。
2. それぞれシャンプーして乾かすのを5回繰り返し、結果を比較する
4種類の毛束をそれぞれシャンプーで洗い、乾かす。
3. 追加でアイロンを通し、再度結果を確認する
アイロンは200度でそれぞれ5回髪に通す。
検証結果
それでは結果を見ていきましょう。
左が洗う前、右がシャンプーを5回した後の毛束です。
若干ブルーの青みが取れた感じはしますが、全体的にほとんどキープしています。
次に、ヘアアイロンを通した結果がこちら。
ブルーが分かりやすく色落ちしました!
他のカラーもほんのり彩度が落ちているように見えますね。
まとめ:カラーバターの色落ちはケア次第でコントロールできる
カラーバターは手軽にカラーチェンジを楽しめる一方、どうしても色落ちは起こりやすいアイテムです。
しかし、適切なケアや対策を行うことで、ある程度は色落ちのスピードをコントロールできます。
今回の検証によると、選ぶカラーによっても色落ちスピードが変わること、熱を通すと色落ちが早まることが分かりました。
色落ちスピードが気になる人はヘアアイロンの温度を下げたり、できる限り使用しないようにしましょう。
また、髪質に合ったシャンプー選びや優しくタオルドライする習慣など、毎日のケアを見直すだけでも持ちが格段に変わるでしょう。
ぜひ本記事でご紹介した方法を試してみて、カラーバターによる鮮やかなカラーをより長く楽しんでみてください。